アールヌーヴォー終期からアールデコ期に様々なガラス製品で室内装飾を彩ったDegue(ドゥゲ)による、1920年代頃、アールデコ期に様々なガラス工芸品を生み出しています。今回はドゥゲの作品のなかでも大変希少な不透明なフロストガラスに加工する技法と花模様が特徴な作品です。

ドゥゲは1920年にダヴィッド・ゲロンがパリにガラス工房を創立しました。ドゥゲという名前は創立者のダヴィッド・ゲロンをもじった言葉だとされています。花瓶を主に制作し、軌道に乗り始めたところでルゼルブ大通りに「ドゥゲ工芸ガラス工房」を設立し、様々な装飾ガラス作品を世に出しました。

この作品は、そのドゥゲの評価の高い前期(1920年代)の物で、アールデコ期の典型的なオーパーク彩アールデコ独特のデザイン性の有る造形など、端正さを合わせ持ったアールデコ期らしい華麗さを有します。(希少ガラス工芸品)

シェードに、Degueのサインが有ります。

また支柱フレームの材質はブロンズあるいはピュータ(錫スズ)かもしれません。

大変重厚で重さあります。約3kg


サイズ高さ約48㎝台座幅約14㎝

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